2022.11.29読書会兼忘年会報告『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』

年内最後になります勉強会は特別回として読書会兼忘年会となりました。ご参加いただいた皆々様ありがとうございました。今回、読書会の本は「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」。2022年のノーベル生理学・医学賞を受賞したスバンテ・ペーボさんの研究が元になっている著書になります。

スバンテ・ペーボさんの研究

人類の祖先について地域進化説と単一起源説の2つの主張があります。「絶滅したヒト科動物のゲノムと人類の進化に関する発見」により地域進化説がより認められ、ここ数年世界を脅かしているCOVID-19についてもDNA解析により、ヨーロッパ系のネアンデルタール人の血統と関連しており、重症化に繋がっていることがわかった。

サピエンス全史を読み終えて

上記の研究を受けて、地域進化説をベースに現代に至るまでホモ・サピエンスが辿った歴史から”今”を生きている我々に多くの価値観と示唆を与えてくれているのが今回の著書である。人は一時的な感情や先入観によるストレスの中で生きているが、歴史から得られるフラットな価値観から”何になりたいか、ではなく、あなたは今何を望むのか”、それを追求することが多くの可能性を見出すのだと訴えている。ここ数年、COVID-19により生活が急変する体験を全人類が受けた。過去でも未来でもなく、今を見つめ直す機会が全ての人間に訪れている。

忘年会の御礼

この度はお忙しい中、ご参加いただき誠にありがとうございました。年内最後ではありますが、来年以降も勉強会を開催いたしますので何卒よろしくお願い致します。また私から講師のご依頼や、参加案内等させていただきます。