今回は講師をご担当いただいた司法書士の山本先生に場所もお貸しいただいて『登記手続きと義務』について講義をしていただきました。
見える化と義務
登記には法的にはしてもしなくてもよいものと、しないと効力がないもの、しないとペナルティ(過料)があるものに分かれ、どんどん3つ目の義務化が進んでいるようです。
法人設立の際に会社登記を見る機会はございますが、そもそも登記そのものについてはあまり知らないことが多く大変興味深かったです。
知っているものですと会社の変更登記は原則2週間が期限で変更登記をしなければなりませんが、現状では実際に期限を過ぎていてもペナルティがすぐ発生するケースは珍しいかと思います。他にも、土地や建物ができた際の不動産登記では期限は1ヵ月とされているものの、実際には1ヵ月では終わらないことが多く、過料が発生したケースは聞かないようです。
こういった義務であるものの実際にはペナルティが発生しにくい登記は存在するものの、社会問題にもなっている空き家問題等の所有者が誰なのかわからない問題に対して、相続人が自分が相続人である、という旨を申告することで過料を免除するといった対策が進んでいるようです。
あやふやになっている登記について、義務化や厳正化が進んでいくと思われますが、それによって見える化が進んでいけば社会問題の解決にも繋がりますし、後世にも繋がることだなと思います。
懇親会の御礼
今回は講師を担当していただいた山本先生にいくつかおすすめしていただいたお店の中から洋食屋さんとして人気のケルンさんで開催させていただきました。定番メニューのコースをいただきましたが、ワインの味付けが効いていてちょっと大人な洋食を美味しく頂けました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。次回は、社会保険労務士の小田先生に講師をお願いしております。ご参加お待ちしております。