公認会計士/税理士の戸田厚司先生に『倒産事件と相続案件の実務と解説』について講義をしていただきました。大変充実した資料をご準備いただきました。下記はあくまで、私の感想になりますので誤っている可能性があることをご了承ください。
弁護士業務と税務業務の出口の違い
依頼者の紛争が訴訟にまで発展した場合、最終的には和解で決着させることが弁護士業務の出口かと存じますが、税務業務では和解金支払が税務上どのように取り扱われるか検討した上で、税務申告(税額計算や手取額を確定する)ことが出口になります。和解金の内容次第では、消費税や退職金等で申告内容や税額が変わってしまうため、早めの段階で協力できると理想のようです。
様々な事例
珍しいケースをたくさん紹介していただきました。例えば、相続税申告で配偶者軽減を適用しないことによる節税や、相続後における同族会社株式の処分(紛争が長引いてみなし配当課税)、買物依存症の配偶者等…。倒産と相続という会社や人の節目には色々な事が起きるのだなと思いました。
懇親会の御礼
今回は弊所での開催でした。三村が諸事情で不参加になり、弊所からは私だけの参加は初でしたが皆様のおかげでつつがなく開催できました。講師をしてくださった戸田先生、参加いただいた先生方ありがとうございました。懇親会は肉バルCHILL様にお邪魔しましたが、中々のボリュームがありました。実質貸し切りだったので話しやすかったですね。来月は勉強会とワイン会になります。お楽しみ。