2024.11.27第63回勉強会報告『個人の国際税務』

今回は講師をご担当いただいた公認会計士・税理士の朝貝先生に『個人の国際税務』について講義をしていただきました。弊所でも居住者と非居住者の話はよく出るので大変勉強になりました。

課税の判別プロセス

判別には下記プロセスで必要な対応を定めること
<国内法>
 1.居住形態を定める(No.2875 居住者と非居住者の区分
 2.所得の源泉地を定める(国内or国外)(No.2878 国内源泉所得の範囲
 3.上記2項目によって課税範囲を定める
 4.支払地を明らかにし、課税方法を定める
<租税条約>
 5.該当国との租税条約の確認
 6.結果、二重課税(外国と日本)になる場合は外国税額控除の適用を考える

1と2の項目については、ケースにより判別が難しい場合もあるためヒアリングが大変重要だと思いました。意図的な税金逃れを除き、プロスポーツ選手が二重課税で多額の税金を背負った話等は、規模は違えど判別が誤ってしまったら発生しうると思いますので、条件を1つ1つ確認する意識を持って臨みたいです。

懇親会の御礼

今回は弊所での開催でした。懇親会は創作和食の居酒屋、穏田 一甫を利用しました。お酒の種類が多く選ぶのが大変でしたが皆さんと色々飲み試しができました。和食が美味しい居酒屋は満足度が高いですね。ご参加いただいた先生方、ありがとうございました!2024年のSISIBは今回が最後でしたが、今年も大変お世話になりました。繁忙期が落ち着いたころにまた来年の案内を送ると思いますので、何卒宜しくお願い致します。