昨日開催されたSISIBでは司法書士/行政書士の川上慎太郎先生に講師をしていただきました。中小企業だからこそ大事な株式管理や、ストックオプションと新株予約権について種類や目的、メリットデメリットなどを教えていただきました。
デッドロックと少数株主権の法的リスク
特に注意すべきは「50:50」の持株比率で、意見対立時に役員の選任すらできなくなる「デッドロック」を招くため、設立の相談があった際は弊所でも注意しているところです 。保有割合が少なくてもどういった権利があるのか、また、株の売却についての実態など実務的にリスクが潜んでいる部分について教えていただきました。
経営の「攻め」:社内のSOと外部のJ-KISSの戦略的使い分け
ストックオプション(SO)とJ-KISS型新株予約権の違いを教えていただきました。SOは主にモチベーションの維持・向上を目的とし、J-KISSは外部投資家からの資金調達に特化した手法であり、シード期に企業価値の決定を先送りしてスピーディーに資金を確保できるのが最大の特徴のようです。ちょうど資格勉強でこの分野の会計処理を勉強していたので具体的な設計やパッケージを知ることができました。
登記手続きのミスによる経営権喪失の教訓
株式分割の登記を失念したまま新株を発行したことで、創業者の持株比率が88.9%から16.7%へ一瞬で激減し、拒否権すら失った深刻な事例も存在するようです 。一度登記された内容の修正は極めて困難なため、重要な手続きであることを把握してもらうことが大事だと思いました。
懇親会の御礼
お忙しい中、SISIBにご参加いただいた皆様、講師を引き受けてくださいました川上先生、誠にありがとうございました。今回はオンラインで参加していただいた方も多く有難い限りです。機会があれば是非現地参加もご検討ください。懇親会は何度か利用しているALAで美味しいお肉とパスタを頂きました。次回のSISIBも何卒よろしくお願い申し上げます。